...娘にしても如何にもしおらしい娘らしさがあるような気がするし...
上村松園 「画道と女性」
...しおらしいことをいった...
海野十三 「超人間X号」
...なんだかしきりにしおらしい手紙をくれるので可哀想になってよ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いつものハイカラな妙子には全然見られないしおらしいものが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いかにもしおらしい月下の風流者であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...しおらしい色をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しおらしい次第になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角を急にしおらしい女にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...それほど一生懸命になる手代の様子はツイ平次を乗出させるほどしおらしいものでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何にも言わずに逃出すなぞは未(ま)だしおらしいネ」ト言ったのが文三への挨拶で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...撫子のしおらしい目(まな)ざしが...
堀辰雄 「ほととぎす」
...上の謡(うた)の「まこもの中にあやめ咲くとはしおらしい」のアヤメは...
牧野富太郎 「植物知識」
...そのしおらしい赤い襷(たすき)もよく冴えて...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...雛(ひな)に通って来たりするしおらしい挙動なのだが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...しおらしいこの土地の風習を見た...
柳田国男 「雪国の春」
...情婦と書かないところがしおらしいぞ……ははん……...
夢野久作 「暗黒公使」
...しおらしいことをいい出したぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そんなしおらしい男かよ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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