...「三枚(さんまい)?」「つれが來(き)ます...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...三枚襲(さんまいがさね)で着痩(きや)せのした...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...白襟に三枚襲(さんまいがさね)を着飾ったお今の...
徳田秋声 「爛」
...美人風俗画においても六郷川渡船三枚続(ろくごうがわわたしぶねさんまいつづき)の如き聊(いささ)か寛政名手の俤(おもかげ)なきに非(あら)ず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...夢の三昧(さんまい)に入る人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...致仕後の実隆は望みを官場に絶ったから風流三昧(さんまい)に日を暮らした...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...私に酒氣が離れたら坐敷は三昧堂(さんまいだう)のやうに成りませう...
樋口一葉 「にごりえ」
...私に酒気(さかけ)が離れたら坐敷は三昧堂(さんまいどう)のやうに成りませう...
樋口一葉 「にごりえ」
...銚子のかわりを三枚肩(さんまい)でお願いしやす」たまらなくなったと見え...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……空腹へ早駕(さんまい)でのんだら……眼がくらんで来た」となりの卓で...
久生十蘭 「金狼」
...三昧(さんまい)境と云ふのである...
正木不如丘 「健康を釣る」
...釈迦(しゃか)の念仏の三昧(さんまい)のほかにも日を決めてする法会(ほうえ)のことを僧たちに命じたりした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「お猫がまたたくさんまいりましたね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御寺(みてら)で行なっておいでになる三昧(さんまい)の日数が今日で終わるはずであるといって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...高官たちもたくさんまいっていて騒いでいたがたいしたことはおありにならなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...三昧(さんまい)に入る事十日余り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ただ念仏の三昧(さんまい)にはかえって遠くなってしまう...
吉川英治 「親鸞」
...自分のふく音に三昧(さんまい)となって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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