...その後の事とし給はんも妨(さまたげ)あらじ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...道端(みちばた)にあつて往来(わうらい)の障(さまたげ)なりと...
泉鏡太郎 「怪力」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...彼の思考をさまたげるのが憎(にく)くてならないその警笛だった...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...木の葉にさまたげられて...
江戸川乱歩 「影男」
...老医師の静かな物思ひのさまたげにはならなかつた...
相馬泰三 「夢」
...哲郎はその静かな何者にもさまたげられない環境に心をのびのびとさして...
田中貢太郎 「青い紐」
...人の恋路をさまたげてまでおもらいなされたゞけあって...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...さまたげられたりするため...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...彼等の生活をさまたげまい...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...固(もと)よりこれは妨(さまたげ)になるばかり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それでいてこの作品がよい小説であることをさまたげていない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...このことこそ第一に問題の究明をさまたげるものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...富貴天ニアリ――何の馬一匹が私の生涯をさまたげ得ましょう」と...
吉川英治 「三国志」
...いま申してもよろしゅうございましょうか」「なにかまだ」「はい」「いうたがよい」「せっかくお寝(やす)みのおさまたげになってもいけませんが...
吉川英治 「私本太平記」
...聯合軍の進出には絶対的なさまたげになる...
吉川英治 「新書太閤記」
...文化の伝統がこの徹底をさまたげる...
和辻哲郎 「孔子」
...変色が著しいために全体の印象をさまたげられている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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