...脱出のさまたげになるから...
海野十三 「宇宙戦隊」
...時には訪問者がはいってくるのをさまたげた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ないしは外出を徹底的にさまたげることはなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...哲郎はその静かな何者にもさまたげられない環境に心をのびのびとさして...
田中貢太郎 「青い紐」
...それをさまたげる事情は何一つなかつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...男には生徒としてよりも娘という感じがいつものへだてのない会話をさまたげた...
田山花袋 「田舎教師」
...お仕事のおさまたげをしてしまいました」息をはずませて...
中里介山 「大菩薩峠」
...さまたげられたりするため...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...人に妨(さまたげ)なき処へ山のごとく積上る...
中谷宇吉郎 「雪」
...それが坐(すわ)る時(とき)の妨(さまたげ)になつて...
夏目漱石 「門」
...一様に僧院めいたみなり――スレエトいろで、ころあいの長さで、きまじめで、わざと似合わないような仕立で、白いかたいカラアとそでぐちとが唯一の明るさをそえているこのみなりは、容姿のもつどんな好ましさをも、おさえつけ、さまたげていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...彼らの雄弁をさまたげている事情を嘆いている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このことこそ第一に問題の究明をさまたげるものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...足利方のさまたげに出会ったが...
吉川英治 「私本太平記」
...眠りをさまたげられてから...
吉川英治 「新書太閤記」
...内殿司(ないでんす)の大臣宿元景さまがお座船(ざぶね)の水路(みずみち)をば」「さまたげなすと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...起そう」師の眠りはさまたげたくないが...
吉川英治 「親鸞」
...文句通り素直に解するに何のさまたげがあろう...
和辻哲郎 「孔子」
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