...どんなさまたげをしないものでもないし...
有島武郎 「かたわ者」
...ゆくてのさきの障碍(さまたげ)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そして出発をさまたげるような手段をとられたら...
海野十三 「宇宙戦隊」
...木の葉にさまたげられて...
江戸川乱歩 「影男」
...灰のなかでパンのかたまりがふくれて焼けていくのを見まもったりするのはすこしも会話のさまたげにはならなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...雑草や枝先によってさまたげられることなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かえって若木の成長をさまたげていると考える人もある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼の住んでいるサッドベリーからフェア・ヘーヴンの池までは何のさまたげもうけずに流れを下っていったが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そんなことで殺人はさまたげられやしません」ブラウン神父はやや当惑しながら自分の散漫な考えを思い出そうとしているらしかつた……そして...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...ことさらにわれらが楽しみをさまたげんとて来りしものとも思われねど...
中里介山 「大菩薩峠」
...箇様(かよう)の者は必ず親類の中をも言妨(いいさまたげ)て家を乱す基と成物(なるもの)也...
福沢諭吉 「女大学評論」
...さすがの地の霊も眠りをさまたげられて怒鳴り出すであらう――といふ...
牧野信一 「変装綺譚」
...苦痛は視覚をさまたげる...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...絶えず高原をさわがす風にさまたげられて...
吉川英治 「江戸三国志」
...まったく曹操にさまたげられて...
吉川英治 「三国志」
...いま申してもよろしゅうございましょうか」「なにかまだ」「はい」「いうたがよい」「せっかくお寝(やす)みのおさまたげになってもいけませんが...
吉川英治 「私本太平記」
...ご最期のさまたげをするな...
吉川英治 「私本太平記」
...かかって来いッ! 斬りつけて来い! さまたげのないもちの木坂はのぞむ所の足場であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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