例文・使い方一覧でみる「水明り」の意味
スポンサーリンク...月はまだ出ませんが水明りに透（すか）して見當を定めると... 
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...水明りが薄れ、眼の前が真っ暗になった...
久生十蘭 「肌色の月」
...右手に大きく水明りが見えはじめたので...
三好十郎 「肌の匂い」
...ほのかな水明りの中に認められた...
山本周五郎 「風流太平記」
...「春の夜の月さまざまな水明り...
横光利一 「旅愁」
...水面から十尺ばかりぼうと青く見える水明りの加減であろう...
吉川英治 「銀河まつり」
...水明りに、また川風に、水色桔梗（ききょう）の九本旗は長竿（ながさお）を弓となすばかり、はためき鳴った...
吉川英治 「新書太閤記」
...渚（なぎさ）の水明りのみでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...三条磧（さんじょうがわら）の水明りが眼の前にあった...
吉川英治 「親鸞」
...まだ、明け方には、間があったが、水明り星明りに、何処となく仄（ほの）青い明るさのある道だった...
吉川英治 「夏虫行燈」
...ちょうどいい水明りに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...埋地（うめち）の闇や水明りの船岸（ふなつき）に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...編笠の目堰（めせき）から水明りにお久良の姿をすかして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...水明りの映る浜座敷の丸窓へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...加茂の水明りに吹かれると...
吉川英治 「源頼朝」
...霜明りと淀の水明りは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その三名が水明りを探って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今――お提灯（あかり）を」「足もとは、水明り、それには及ばん...
吉川英治 「無宿人国記」
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