...何かというとすぐ暴利をむさぼるから...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...だがむさぼるように...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...ところどころに眼をあけて ほのめきをむさぼる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...むさぼるように眺めるだけで我慢する事にした...
太宰治 「帰去来」
...むさぼるように読まれて居るのを眺めるこの刺すような歓喜!雪は二三枚読むと...
太宰治 「断崖の錯覚」
...かうして余生をむさぼる外ないではないか...
種田山頭火 「行乞記」
...むさぼるように食事をし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むさぼるように彼の眼つきを求めてる彼女の眼が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或種の安心と尊敬をむさぼることの出来る一つの聖域である...
中井正一 「「壇」の解体」
...天上の水晶宮裏にうつらうつら……長夜の甘夢をむさぼる心地なんぞ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...むさぼるやうな食慾だつた...
林芙美子 「雨」
...私が君を所有して暴利をむさぼるために...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その後また目をつぶる有様は睡眠をむさぼるかのよう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...むさぼるようにかいだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...この豪華をむさぼるために...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...甘い・むさぼるような・飽きることなき・接吻は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大睡(たいすい)一快をむさぼると曹操は忽然(こつぜん)...
吉川英治 「三国志」
...そこの大碗(おおわん)で早くよこせ」むさぼるごとくがぶがぶ飲んで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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