...西洋風の木造のさっぱりとしたひと構へ...
石川啄木 「呼子と口笛」
...お吉さんはさっぱりとした気性の...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...非常にさっぱりと屋根ができている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...身だしなみはいつもよくて、とてもきちんとして派手でなく、さっぱりとして、でもわたくしと同じで目がよくなくて、まぶしいからと色眼鏡を...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...あの人はあすこのことはさっぱりと諦めちまったんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...奇麗さっぱりと椽側へ引き上げた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...あなたはこのわたしをさっぱりとのけ者にするわけにはいきません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...これでさっぱりと解けます」と...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...彼らの衣服のさっぱりとし綺麗なのに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...さっぱりと掃除もゆきとどき...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...さっぱりと手を退(ひ)いておくんなせえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...彼はきわめて奇麗さっぱりと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はこのようにして、その考えが解きほぐされその体も常態に復して、そこで始めて試み、捉え、そして相手の意表に出ることもできるにいたって、始めて、さっぱりと、このわずらいから癒された...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...下町そだちらしくさっぱりとした気性であり...
山本周五郎 「青べか物語」
...さっぱりと手を洗って呉れないか」「――うん...
山本周五郎 「落ち梅記」
...身も心もさっぱりと...
山本周五郎 「風流太平記」
...「たいそうさっぱりとしているようだな」「あまりむさ苦しゅうございますので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...心はいつもさっぱりと割切れているんだ...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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