例文・使い方一覧でみる「さすり」の意味
スポンサーリンク...胸をさすりおろしてわざと落ち付いた調子で... 
有島武郎 「或る女」
...葉子は貞世の背をさすりながら...
有島武郎 「或る女」
...かあちゃんがおさすりしてあげますからね...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...男で倖とは」僕は腰をさすりながら訊（き）いた...
海野十三 「宇宙尖兵」
...手の平でさすりながら...
江戸川乱歩 「鬼」
...あごをさすりながら...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...腕をさすりながら...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...さまざまに白足袋をなだめさすり...
太宰治 「佳日」
...訪ね来て山羊に鳴かれる高遠・なるほど信濃の月が出てゐる飲んでもうたうても蛙鳴くさくらはすつかり葉桜となりて月夜・旅の月夜のふくろう啼くか水音の月がのぼれば葉桜の花びら・ポストはそこに旅の月夜で五月三日の月蝕・旅の月夜のだんだん虧（カ）げてくるアメの魚（ウヲ）・みすゞかる信濃の水のすがたとも井月の墓前にて・お墓したしくお酒をそゝぐ・お墓撫でさすりつゝ...
種田山頭火 「旅日記」
...撫でさすりながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼女は広いその額を撫でさすり...
徳田秋聲 「和解」
...力を入れて「さすりでも――」と...
直木三十五 「南国太平記」
...盛んに撫でさすりましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...――喉がヒリ／＼する」と自分の喉をさすりながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両手で足をさすりながら「駅に行かう...
原民喜 「夕凪」
...引（ひ）いては子（こ）にまで及（およ）ぼすべき大事（だいじ）と胸（むね）をさすりて...
樋口一葉 「われから」
...又それは撫でさすりたい位の見事の出来でもある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...」わたくしは余りのいとしさに童子の白い額をなでさすりました...
室生犀星 「あじゃり」
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