...さからうでもなく怒(おこ)るでもなく...
有島武郎 「或る女」
...なんといわれたってけっして主人にさからうようなことはせぬ...
伊藤左千夫 「箸」
...大木のいうことはさからうことのできない...
伊藤左千夫 「廃める」
...火星人の意にさからうことなく...
海野十三 「火星兵団」
...確信のあるらしいソーンダイクにさからう気にはなれなかった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...その川風にさからうように...
太宰治 「斜陽」
...十娘がさからうことでもあると崑は怒って言った...
田中貢太郎 「青蛙神」
...いつだって親分にさからうことは幾分の危険を意味するし...
谷譲次 「踊る地平線」
...有名な女優さんにさからうなんて! そのお望みとあれば...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...そしてもし自分にさからう者があると...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...それにさからう性質の犠牲となり...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...笹はさからうようにぴんぴん跳ねかえった...
本庄陸男 「石狩川」
...「今から夫にさからうようでは...
三浦環 「お蝶夫人」
...決して人にさからうようなことはないが...
山本周五郎 「青べか物語」
...ひとびとの意見にさからうようだが...
山本周五郎 「季節のない街」
...聖職者が神意にさからうことを恐れるように...
山本周五郎 「季節のない街」
...二人ともいねえほうがいいようなもんだ――おれにさからうつもりか」「お宅まで送るんですよ...
山本周五郎 「ちゃん」
...いまは甲斐にさからうまい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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