...善右衛門(ぜんえもん)さんからよろしくと申(もう)しましてございます」「まことにはやご苦労(くろう)さまに存(ぞん)じます...
伊藤左千夫 「告げ人」
...ご苦労です」「鬼塚元帥が...
海野十三 「地球要塞」
...「ご苦労だったな」十月事件のことを砂馬は俺に...
高見順 「いやな感じ」
...「では、それでいいのだよ、ご苦労でした...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...「ご苦労さま」久美子が乗りこむと...
久生十蘭 「肌色の月」
...あれをご苦労ながら持て来て下さい...
森鴎外 「蛇」
...ご苦労ながら引き返してもらいたいという口上を持って来たのである...
森鴎外 「安井夫人」
...そもそもどんなご苦労をあそばしていられるのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...するとそこにより女が待っていて、「ご苦労さま、お疲れでしょう……」と少し顫(ふる)えるこえで云った、それは寒けを感じている人のような声だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ご苦労がたえませんな」と...
吉川英治 「大岡越前」
...思わぬご苦労をかけました...
吉川英治 「三国志」
...ご苦労でおざった」「さぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...ご苦労にぞんじます」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
...手わけして告げて歩いておる』『ご苦労な』にべもない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わしの出た後で飛脚してくれいの』『かしこまりました』『二階への膳(ぜん)の用意は』『いつでもよろしゅうございます』『ご苦労だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ご苦労だった」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この通りな汗ですから」「おいよ」「はい」「ご苦労だが後(うし)ろへ廻ってくれ」「はっ」「松明(たいまつ)はわしが持ってやる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――高札表を認(したた)めた立会人の務めでもござれば」「ご苦労に思います」「右様(みぎよう)なわけでござるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索