例文・使い方一覧でみる「ごみごみした」の意味
スポンサーリンク...彼はごみごみした往来に駄菓子を食って育った少年だった... 
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...始終ごみごみした横町（よこちょう）に...
芥川龍之介 「母」
...殊にごみごみした現代などでは...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...その辺はごみごみした町に囲まれながら...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ごみごみした汚（きたな）い場末の街は...
高見順 「いやな感じ」
...ごみごみした街の悲しさをむしろそれはひとしお強めていた...
高見順 「いやな感じ」
...ごみごみした本所深川と同じような風景に変って行ったのだ...
高見順 「いやな感じ」
...あすこの裏あたりのごみごみした長屋を軒別（けんべつ）見て廻った...
近松秋江 「うつり香」
...ごみごみしたその辺に軒を並べていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...際限なき焦土の上に建てられた臨時の建築物と仮小屋とのごみごみした間を縦横に貫き走っている処が...
永井荷風 「深川の散歩」
...ごみごみした実験台の上で...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...そんなごみごみした現実からは...
林芙美子 「浮雲」
...かうしたごみごみした敗戦下の日本で...
林芙美子 「浮雲」
...印刷屋だのがごみごみした通りの...
林芙美子 「浮雲」
...ごみごみした、玩具箱（おもちやばこ）をひつくり返したやうな、桟橋が、遠くなるまで、切れたテープを、富岡は頭の上で振つてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...いかにもごみごみした...
堀辰雄 「花を持てる女」
...ごみごみした汚ない...
山本周五郎 「桑の木物語」
...本所（ほんじょ）のごみごみした町の...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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