...手に御幣(ごへい)を握りてトオカミを叫び...
井上円了 「おばけの正体」
...あの人は御幣(ごへい)かつぎで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...ある家庭で歳末に令嬢二人母君から輪飾りに裏白(うらじろ)とゆずり葉と御幣(ごへい)を結び付ける仕事を命ぜられて珍しく神妙にめったにはしない「うちの用」をしていた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...御幣(ごへい)をたくさん立て...
豊島与志雄 「ひでり狐」
...三本の金の御幣(ごへい)を担ぎ出したものがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...御幣立(ごへいたて)が備えられてあるかと見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...さんざんに引裂かれた一つの御幣(ごへい)の落ちているのを認めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...御幣(ごへい)が一本立っているきりだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御幣(ごへい)がたくさん垂らしてある――その山笠が...
火野葦平 「花と龍」
...誰にでも御幣(ごへい)を持たして置て何か祈ると...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これは俺の御幣担(ごへいかつ)ぎじゃない...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...「何も御幣(ごへい)を担ぐんじゃありませんがね...
夢野久作 「難船小僧」
...上に白い御幣(ごへい)を置いたものが流れて来た...
夢野久作 「殺人迷路」
...先代与五兵衛尉(よごへいのじょう)が...
夢野久作 「名君忠之」
...あまり御幣(ごへい)はかつがない曹操だが...
吉川英治 「三国志」
...しかしそんな御幣(ごへい)をかつぐ尊氏でなかったことは...
吉川英治 「私本太平記」
...金(きん)の御幣(ごへい)の美々しい馬印を持った士卒も...
吉川英治 「新書太閤記」
...柾木孫平治(まごへいじ)といい...
吉川英治 「茶漬三略」
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