...ごつごつした手がぶきっちょうに清逸の背中を上下に動いた...
有島武郎 「星座」
...ごつごつした、赤黒い岩原であったが、その上を歩いてみると、思いの外、足ざわりはわるくなかった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...四人はごつごつした岩の道を歩いて...
江戸川乱歩 「大金塊」
...後檣(ミズンマスト)山と言われているごつごつした嶮岨(けんそ)な高地になっていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...結局一つ曲るとすぐごつごつした断崖になっていることを見出したことはありませんか...
小泉八雲 田部隆次訳 「茶碗の中」
...街路のごつごつした不揃いな敷石は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ごつごつした漆喰の壁が四角く見えていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ごつごつした硬い手の人はすぐテイブルにつかせましたが...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...一本のごつごつした柏の木が...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...又外(ほか)の台の上にはごつごつした大理石の塊もある...
森鴎外 「花子」
...の古木のごつごつした根の上を...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...気の利いた詞(ことば)はごつごつした耳には這入らない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ごつごつした山壁(やまかべ)にすがりついている緑(みどり)をながめるのは...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ごつごつした躯つきで...
山本周五郎 「似而非物語」
...下はごつごつした岩地で...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...常のごつごつした地味なものとは違い...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ごつごつした手で抱きかかえていた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...その幹のごつごつした肌をさわってみ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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