...ごしごし働く気もないし...
梅崎春生 「凡人凡語」
...ごしごしとすった...
海野十三 「火星兵団」
...ごしごしと洗ってやったよ」「そうでしたか...
海野十三 「火星兵団」
...顔をごしごし洗った...
海野十三 「地球発狂事件」
...それから手拭でごしごし石鹸を揉んで身體を洗ふ...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...鉛筆のお尻で頭をごしごし掻いたりなされていることでありましょう...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...それから箒(ほうき)をとってそれをごしごしきれいに白くこすった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...物識り顔からそういう謬見(びゅうけん)をこそぎおとすにはよっぽど鏝でごしごしやらなければならない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...雨の日など泥(どろ)まみれの足を手ぬぐいでごしごしふいて上がるのはいいが絹の座ぶとんにすわらされるのに気が引けた記憶がある...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...そこで清正が脇差をぬいて皺くちやな頸をごしごし斬るまねをするのを四王天が顔をしかめてこらへながら目をつぶつてぐにやりと死んだふりをすればひと先づ勝負がつくことにきめてあつたが...
中勘助 「銀の匙」
...ごしごしと背中を流しはじめたのはよいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...代助は其奴(そいつ)に体をごしごし遣(や)られる度に...
夏目漱石 「それから」
...その中にこのごしごしと物を擦(す)り減らすような異(い)な響だけが気になった...
夏目漱石 「変な音」
...わたしたちは朝早くカピをごしごし洗(あら)ってやって...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ばかばかしい」そしてまた髯をごしごし擦った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ごしごし洗いたいような気持になる...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ごしごしと顔から衿首をこすった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ま、いっぷく、お吸(つ)けなすって」煙草盆を、そこへ出しておいて、下剃は、流し元で、青砥(あおと)をすえて、ごしごしと、剃刀(かみそり)を磨(と)ぎはじめた...
吉川英治 「治郎吉格子」
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