...これより至極(しごく)な天罰はない...
芥川龍之介 「偸盗」
...まさに遺憾しごくなことであるといわなければなりません...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...沖縄人は市民としても人類としても極々(ごくごく)つまらない者である...
伊波普猷 「沖縄人の最大欠点」
...すごく儲かるがね...
高見順 「いやな感じ」
...御じぶんはひでよし公の御本領たる江州長浜六まんごくの地をおとりなされましたのが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...ごくつまらない口実もそれに油を注いだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ごく僅かなものしか持っていない者が...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...妖女(ようじょ)か孫悟空(そんごくう)を主人公とした夢幻的で物凄じい(ウイヤド)紙芝居が出来たなら...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...それを極(ごく)むずかしい形式に現わすというと...
夏目漱石 「道楽と職業」
...天下の凡眼はこれらの知識巨匠をもって昏睡仮死(こんすいかし)の庸人(ようじん)と見做(みな)して無用の長物とか穀潰(ごくつぶ)しとか入らざる誹謗(ひぼう)の声を立てるのである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...水の出口へ唇をつけてごくごく飲んだ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...ただ一つの心配は己が預かりの帳面に筆の働きをもって極内(ごくない)の仕事を行なわんとするの一事のみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...お父さんが監獄(かんごく)へはいるようなそんな悪(わる)いことをしたはずがないんだ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...さっきから快活だったふじ子は車がうごくと少女らしく涙ぐんで...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...客の多くはごく貧しい人たちで...
山本周五郎 「雨あがる」
...武士ではないのか」父の声はごく低いが...
山本周五郎 「はたし状」
...お旗本のうごくまではと...
吉川英治 「上杉謙信」
...まだ九歳(ここのつ)では」「――御訓誡(ごくんかい)...
吉川英治 「親鸞」
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