...これっぽちの本が買えないと云うことにも腹が立って来たのである...
上田広 「指導物語」
...そのために御夫婦の間で口争いなぞこれっぽちも...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...「それでもこれっぽちの金しか貰わないんでさあ...
大杉栄 「日本脱出記」
...幽霊が怖がるとでもお前は思ってるのか? これっぽちの値打もねえぜ!」と彼は...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...これっぽちでも衰えることがあれば...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...老人は工業にこれっぽちも興味がなかったので...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...これっぽちも知らなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...これっぽちも疑いません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...心配とか不安とかこれっぽちもせず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...私は色目なんかこれっぽちも使っていません」「もちろん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...わたくしはこれっぽちもあそびたくありません」「ばか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...そんなけちな了見はこれっぽちもございません」と暗に助五郎の来訪を迷惑がるような口吻を洩らして...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...これっぽちのお金しかないのに物価は高い...
宮本百合子 「幸福の建設」
...私にはこれっぽちもそんなつもりはなかったんだ」「それで二人も子をお産ませになったの」とおよねはやさしく睨(にら)んだ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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