...こまごました用事をしていたのは...
海野十三 「火星兵団」
...一寸法師は大通りから中(なか)の郷(ごう)のこまごました裏道へ入って行った...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...そうしたこまごましたことを一々申し上げていては際限がありませんから...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...こまごましたものが...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...こまごました勘定なぞどうでもいいが...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...朝から晩まで幕府のこまごましたお仕事に追はれて...
太宰治 「右大臣実朝」
...こまごました食物屋が...
徳田秋声 「爛」
...各種の箪笥や鏡や人形やこまごました什器類が数えきれないほど沢山...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...いつもリユツクにこまごました疎開の品を詰込み...
原民喜 「壊滅の序曲」
...フリーダが朝のうちに洗っておいたらしいKのこまごました洗濯物が...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...鍵の一部と共にこまごました心遣いがプリューシキンの肩にかかって来た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それ迄にこまごましたもの三つ四つまとめておいてね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現実のこまごました場合のなかで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こまごました日暮しの匂いを漂わしています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こまごましたものに時間をとられない代り一年の大体半分はまとまったものにかけながら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...世間で重んずるこまごました下らない規則...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なにかこまごました物を包んでいるところだった...
山本周五郎 「めおと蝶」
...そのほかこまごました親切は忘れがたいものである...
山本周五郎 「柳橋物語」
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