...もっと多くのそしてもっとこってりした食物とか...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何となくこってりしたあくどさがあった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...こってりした生花がしてあって...
徳田秋声 「仮装人物」
...真白なこってりした最上品だ...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...京大阪のこってりしたのにいささか食い飽きの形ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...名古屋の女のこってりした風味をそれとなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...こってりしたあだものの粋づくり...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこらへ一番持ちかけて行ってみたらどんなものだろう――イヤなおばさんのこってりした据膳(すえぜん)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...こってりした情味は忘れられますまいね」「は...
中里介山 「大菩薩峠」
...こってりした作りで...
中里介山 「大菩薩峠」
...少々位こってりした取り廻しをされたところで...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...先生は色事のこってりしたところを味わいたくて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...宿舎に案内されて山丸さんが腕をふるったこってりした昼食をする...
久生十蘭 「だいこん」
...昔風のつまり天金・橋善のこってりしたのは好みに合はず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こってりしたパンに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...こってりしたスープなのです...
三浦環 「お蝶夫人」
...脂の乗ったこってりしたところをそれこそ食傷するほど……」わあっと笑って叩いたり叫んだり...
山本周五郎 「契りきぬ」
...こってりした肴(さかな)はいらんぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索