...「ここんところを...
海野十三 「火薬船」
...ここんところ、いたずらの方は手控(てびか)えてるんだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ここんところへ莚(むしろ)を敷いて...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...ここんところをひとつ篤(とく)とごらん下さいまし...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここんところへ、少し床から持ち上げられてしっかと押えつけられ、腕を伸ばし、指をひろげ、曲った脚を丸くひねって、まわりには血しぶきがいっぱい...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...それで、いくらかでも、苦痛から救われるのですから」「どう言えばいいのですか」「ともかく、名を呼んであげて……あとは、私がここにいて、その都度(つど)お教えしますから」白川は割りきれない気持のまま、「香世子さん、香世子さん」と悩める霊媒に呼びかけると、霊媒は額を膝におしつけるような窮屈な姿勢で、「あたしをお呼びになるのは、どなたでしょう……あなた? ……白川さんですか? ……あたし、ここんところが、痛くてしようがないんです...
久生十蘭 「雲の小径」
...帳面のここんところへ署名(シニエ)して……」この町の旅館に二日の間滞在して...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...そいで、涙をのんで、小指切って、ここんところは、一時、おさめる覚悟定めたんや」「馬鹿な」金五郎はびっくりして、「それで、指切って出したのか?」「すんでのところを、切らんですみました...
火野葦平 「花と龍」
...ここんところは――岸にあがりましょう」川面の方にいくらか傾いたドロ柳が...
本庄陸男 「石狩川」
...どうあってもここんところは...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ここんところしばらく...
三好十郎 「樹氷」
...根がしまつ屋の爺さんには内儀さんのここんところが大いに気にいっている...
矢田津世子 「神楽坂」
...ここんところから...
山本周五郎 「青べか物語」
...ここんところが」佐吉は片手で自分の腰を叩いた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...実はここんところばかに仕事に追われてるんで...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...ここんところが一番恐ろしい話の本筋なんで致方(いたしかた)が御座んせん...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...誰にだって、ここんところに、弥陀光如来(みだこうにょらい)は住んでいらっしゃる筈だからね)胸を指して、いうのである...
吉川英治 「大岡越前」
...ここんところは……」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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