...いつの間(ま)にやら私(わたくし)の方(ほう)でも心(こころ)の遠慮(えんりょ)が除(と)り去(さ)られ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...心強(こころつよ)いやら...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...芥川に自決のこころを打明けられた後で...
小穴隆一 「二つの繪」
...いましの行方へ魂魄(こころ)まどふ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...堪(た)え難(がた)き恐(おそろ)しさは電(いなづま)の如(ごと)く心(こころ)の中(うち)に閃(ひらめ)き渡(わた)って...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...そこの梁(はり)のあたりに夜はゆらめく火の影が映りゆらぐべきではないだろうか? そういう物の形の方が壁画とかそのほかのたいへん高価な家具より人の空想や想像力をこころよくそそるものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...君(きみ)は馬関(ばくわん)の唄(うた)うたひ髪(かみ)にさしたる青玉(エメラルド)あだな南(みなみ)のニグレスがこころづくしの貢物(みつぎもの)...
竹久夢二 「どんたく」
...赤い上唇がこころもち上へめくれあがり...
太宰治 「道化の華」
...さまざまな断片が私のこころへ這いあがる...
谷譲次 「踊る地平線」
...またしても私のこころに日本の新緑が萌え上ってくる...
谷譲次 「踊る地平線」
...金が何です! 金よりも心でしょう! 強いこころこそ国と人のたからです!――まあいい...
谷譲次 「踊る地平線」
...そうして私はいつしか「田園交響曲(でんえんこうきょうきょく)」の第一楽章が人々に与える快(こころよ)い感動に似たもので心を一ぱいにさせていた...
堀辰雄 「美しい村」
...心許(こころもと)ない夜々であった...
本庄陸男 「石狩川」
...こころから嬉(うれ)しくぞんじています...
室生犀星 「津の国人」
...……………………机のまわりを押しこころみて...
夢野久作 「涙のアリバイ」
...以前は私も駄弁などこころみたことがある...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...こころのうちで恨まずにいられない――...
吉川英治 「新書太閤記」
...「こころえた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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