例文・使い方一覧でみる「こげる」の意味
スポンサーリンク...肉のこげるような匂（にお）いが充満（じゅうまん）しているのだ... 
海野十三 「少年探偵長」
...紙のこげる様にジリジリとひろがって行く...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...胸がこげるようで...
太宰治 「斜陽」
...胸が焼きこげるほどの思いなのです...
太宰治 「斜陽」
...めしのこげるのを逸早（いちはや）く嗅ぎ出し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...胸焼きこげるほどに海辺を恋い...
太宰治 「女人訓戒」
...お醤油のこげるにおい...
谷譲次 「踊る地平線」
...薄くこげるくらいに焼いて...
田山花袋 「田舎教師」
...へのかっぱじゃ」正は近ごろ櫓（ろ）がこげるようになり...
壺井栄 「二十四の瞳」
...乗越の熊笹の斜面はきつね色にこげるだろう...
細井吉造 「二つの松川」
...わたしがそのじりじりこげるあまい音楽にむちゅうで聞きほれていたとき...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...その日は昼間こげるように暑かったので...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...あたしボートこげるし...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...体のふりかた、道具をひっくりかえす威勢のいい敏捷な音、どれもが、こげるぞ、どっこい...
宮本百合子 「菊人形」
...下は丁字（ちょうじ）染めのこげるほどにも薫物（たきもの）の香を染（し）ませた物や...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...四寸ぐらいの小アジを裂いて無塩で天日（てんぴ）で三時間ぐらい干したのを金網で骨のほうから骨がコンガリこげるまで焼いたのを...
村松梢風 「猫料理」
...炎のためにこげるほど近く火のまわりを馳け続けさせ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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