...ただ仮初(かりそ)めの恋にも愛人の頬(ほお)はこけるではないか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...」僕はその笑いこける理由がちっとも分らないので...
大杉栄 「日本脱出記」
...この様子があまりに滑稽(こっけい)なので皆の笑いこけるのにつり込まれて自分も近ごろになく腹の中から笑ってしまった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...さんざくたびれてる足は二つ三つ跳ねるうちにまつたく弾力を失つて思はずころころと尻餅をつくのをそれがをかしいといつてまた笑ひこける...
中勘助 「銀の匙」
...さんざてこずらしておいてから不意に顔をあげべろつと舌をだして ああいい気味だ といふやうに得意に笑ひこける...
中勘助 「銀の匙」
...身を動かせばずる/\と下へこける...
長塚節 「痍のあと」
...躰を屈めると荷物がぶらつと胸へさがつて蓙が前へこける...
長塚節 「佐渡が島」
...自転車は逆立も何もせず至極(しごく)落ちつきはらったものだが乗客だけはまさに鞍壺(くらつぼ)にたまらずずんでん堂とこける...
夏目漱石 「自転車日記」
...やはり何でもなかったので彼女は晴やかに笑ひこける...
原民喜 「淡雪」
...これを飲んで豚みたいに眠りこけるのが...
久生十蘭 「雪間」
...苔類(こけるい)は七倍(しちばい)も十倍(じゆうばい)もの雨水(うすい)を含(ふく)みためることが出來(でき)ますから...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...苔類(こけるい)が水(みづ)を多(おほ)く含(ふく)み...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...成吉思汗(ジンギスカン)(突然笑いこける)ははははは...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...ときにはうっかり眠りこける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...袂を口へあてておしもがうしろ向きになって笑いこけると...
矢田津世子 「女心拾遺」
...ちょいとするとずっこけるんです...
山本周五郎 「思い違い物語」
...そのはかなき名を見つけ出して笑いこけると...
吉川英治 「醤油仏」
...待ってましたと笑いこけるのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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