例文・使い方一覧でみる「こくっ」の意味
スポンサーリンク...彼（か）れは黙りこくって歩いた... 
有島武郎 「カインの末裔」
...私は本当にだまりこくって...
伊藤野枝 「転機」
...会話が途断（とぎ）れてから二時間ほど黙りこくって歩いた...
梅崎春生 「日の果て」
...石のように黙りこくってその聴きづらい高声器の音に耳を澄したのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...さっきからだまりこくって...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...云え！ 云わないと打ち殺すぞ！」相手は強情に黙りこくって答えない...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「鳩つかひ」
...彼女はいつまでも花束とともに黙りこくって動かない...
谷譲次 「踊る地平線」
...出し抜けに黙りこくってしまい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...そのまま默りこくってしまった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...黙りこくってる陰鬱な顔しか君の頭には残っていないかしら...
豊島与志雄 「父の形見」
...ヤーコプさん？」船長はみんなが黙りこくっているなかで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...まるで反抗しているようにまったく黙りこくってしまうのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それに対してプローシカの方も黙りこくっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...綱をたぐった他のものが舳を川下に向けて押しこくった...
本庄陸男 「石狩川」
...黙りこくって頑固に自分の前を見つめて歩いた...
「海流」
...黙りこくって階段を昇りはじめたの...
夢野久作 「支那米の袋」
...兄弟（ふたり）とも黙りこくったままである...
吉川英治 「源頼朝」
...すっかり黙りこくってしまった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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