...これだけはちゃんと結(ゆ)い上げた笄髷(こうがいまげ)の頭を下げたのである...
芥川龍之介 「おしの」
...品(ひん)の好(い)い笄髷(こうがいまげ)の老女が一人...
芥川龍之介 「報恩記」
...慷慨(こうがい)にして愛国の至情に富む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...在野党の代議士今日議院に慷慨(こうがい)激烈の演説をなして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...一人の女中の部屋では鼈甲(べっこう)の笄(こうがい)や簪(かんざし)をみんな取り出して綺麗に並べて置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...慷慨(こうがい)の気節もあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...慷慨淋漓(こうがいりんり)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...気骨(きこつ)稜々(りょうりょう)たる慷慨家(こうがいか)の公良孺(こうりょうじゅ)...
中島敦 「弟子」
...彼のためにまたその講演の梗(こうがい)を繰(く)り返(かえ)した...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...貢五郎と云うのはだいぶ慷慨家(こうがいか)で...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...不都合千万だよ」「また慷慨(こうがい)か...
夏目漱石 「二百十日」
...これに答えるプルウストの慷慨(こうがい)を帯びた声の調子には...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...先生の旺(さか)んな慷慨(こうがい)に聞き惚(ほ)れていた...
山本周五郎 「季節のない街」
...目ざましい働きをしたのは孫策軍のうちの黄蓋(こうがい)だった...
吉川英治 「三国志」
...黄蓋(こうがい)を先鋒とし...
吉川英治 「三国志」
...ないといわるるか」黄蓋(こうがい)は...
吉川英治 「三国志」
...髪には笄(こうがい)を与えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとつの慷慨癖(こうがいへき)だろうくらいに将門は受けとっていた...
吉川英治 「平の将門」
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