...乳母はけなげにも姫君の為に...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...梨花はけなげにも...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...けなげにもそういった...
海野十三 「大空魔艦」
...あたし、大丈夫よ」そういって房枝は、けなげにも、顔をあげて、むりにほほえんだ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...けなげにも刀をかまえたまま...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...けなげにもわが本隊に向かい来たる...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...けなげにもなお攻城砲の前に陣取りて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...けなげにも悲壯な心境が感じられた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...けなげにもこういって頭をふりました...
室生犀星 「あじゃり」
...けなげにも相談した...
森鴎外 「山椒大夫」
...けなげにもお互いに刺し違えて死のう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けなげにも語る」「馬鹿よさねえか」「あの人は……」班長○○伍長又語る「彼は……」此の頃...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...けなげにもおのれに克(か)っている...
山本周五郎 「菊屋敷」
...けなげにも父を援(たす)けて城内にいたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...けなげにも薪(まき)を持って撲りかかってきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……死んでも、離れるのは……」と、つよく面を振っていたのかも知れないが、将門の眼も、あたりに、深刻な眼をそむけていた郎党たちも、彼女が、豪族の妻らしい覚悟のもとに、けなげにも、頷(うなず)いたものと、皆、見てしまった...
吉川英治 「平の将門」
...けなげにも訴えて来たままを述べたのでございまする」と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...引っ返して助太刀しろ」鉄砲を持たない方がけなげにもこういって立ち止まった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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