...果物(くだもの)の籠を下げてはいって来た...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...×或果物問屋(くだものとんや)の娘の話...
芥川龍之介 「耳目記」
...何ゆえにこのような遊猟の獲物を描いたものや魚類果物(くだもの)の丹精(たんせい)こめた彫刻をおくのであるか...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...蛇に欺(だま)されてイヴが食べた果実(くだもの)を...
薄田泣菫 「茶話」
...菓実(くだもの)...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...・早春のくだもの店の日かげうつる波止場所見として・風の中のこぼれ米拾ひあつめては母子(オヤコ)・まんぢゆうたべたべ出船の船を見てゐる...
種田山頭火 「道中記」
...葡萄(ぶどう)でも盛ったくだもの鉢(ばち)かと思っていた...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...ドリアンという臭くてうまいくだもののことなど知らなくても日本人の一分(いちぶん)は立つのである...
寺田寅彦 「柿の種」
...そこには正札のついた果物(くだもの)の箱や籠や缶詰の類が雑然と並んでいた...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...品物を窓に向って差出している果物屋(くだものや)がいたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...誰かにコベントガーデンの果物籠(くだものかご)をいたずらさせるって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...それは甘味があってしかも生(なま)で食う所がくだものの資格を具えておる...
正岡子規 「くだもの」
...中間の温帯のくだものは...
正岡子規 「くだもの」
...しかし榎実はくだものでないとすれば...
正岡子規 「くだもの」
...林檎(りんご)に至っては一個の菓物(くだもの)の内に濃紅や淡紅や樺(かば)や黄や緑や種々な色があって...
正岡子規 「くだもの」
...牛肉でも豚でも鳥でも菓物(くだもの)でも食べ頃がある...
村井弦斎 「食道楽」
...型から抜いて食べる時その上へ菓物(くだもの)のジャムを沢山載せます...
村井弦斎 「食道楽」
...まだ熟さない青い果物(くだもの)に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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