...如何にくすんでゐるとしても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それから黒くくすんでいる飛石らしいのが向うへ続いて...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...全体としての色調は変化がなくてくすんでいた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...このパイプの輪はまっ黒にくすんでいる...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...急に陽の光がかすれて四辺(あたり)がくすんで来た...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...外は樺色にくすんでいた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...何もかもがいっそうくすんでいるように思われた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...白い塗料がくすんでる高い天井...
豊島与志雄 「道標」
...顔色がくすんできた...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...醜く濁ってくすんでることもあるが...
豊島与志雄 「程よい人」
...くすみにくすんでいる...
久生十蘭 「一の倉沢」
...感じることがなくすんでいたろうと思います」阿曽とハナの愛情をめぐって...
久生十蘭 「白雪姫」
...そうくすんでいちゃしょうがないな...
久生十蘭 「復活祭」
...可哀想にくすんで居られます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...消すこともできずにくすんでしまつたことが...
室生犀星 「故郷を辞す」
...土色はくすんで寒いくらいです...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...ついに事なくすんでしまった例などある...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...何の事もなくすんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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