...くすんだやうな永遠の色ともいふべき暗澹たる茜(あかね)が...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...床をこすったりするお婆さん達のくすんだ姿を思い浮かべ...
石川欣一 「山を思う」
...くすんだ顏を上げて周圍を見る...
石川啄木 「菊池君」
...背中にはくすんだギザ/\の線があつて其の両側には斑点の列がある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...遠くの方にテューダー朝様式の煙突の数々そびえ立つくすんだ古屋敷がちらちら見えたが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...更(さら)にくすんだ赭(あか)い欅(けやき)の梢(こずゑ)にも微妙(びめう)な色彩(しきさい)を發揮(はつき)せしめて...
長塚節 「土」
...それを晩秋(ばんしう)の空(そら)が悉皆(みんな)持(も)ち去(さ)るので滅切(めつきり)と冴(さ)える反對(はんたい)に草木(くさき)は凡(すべ)てが乾燥(かんさう)したりくすんだりして畢(しま)ふのに相違(さうゐ)ないのである...
長塚節 「土」
...すでに滞(とどこお)りなくすんだ昨日の午後を顧みて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...くすんだようにだまりこんでいたが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...くすんだ煤黝(ビチューム)色になり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...天井の低い大部屋、くすんだ外壁、照明は暗く、真鍮燭台(しんちゅうしょくだい)にろうそくが二本とわびしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...くすんだ赤黒いゼリーのようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...くすんだ光が円を描くのである...
本庄陸男 「石狩川」
...幅の狭いくすんだ色の建物で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...顔面のくすんだ蒼白さと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...それで漸くすんだと思ふと...
水野仙子 「道」
...曇り硝子(ガラス)のようなくすんだ光をもって見えたのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...その晩は何事もなくすんだ...
吉川英治 「私本太平記」
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