例文・使い方一覧でみる「くくり」の意味

...ナイフをくくりつけた... ナイフをくくりつけたの読み方
海野十三「人造人間エフ氏」

...首くくりの力學には... 首くくりの力學にはの読み方
海野十三（佐野昌一）「寺田先生と僕」

...先生が首くくりにも力學を考へられた非凡なその學者的態度である...
海野十三（佐野昌一）「寺田先生と僕」

...二ひきともひっくくりゃァがったんだ... 二ひきともひっくくりゃァがったんだの読み方
鈴木三重吉「やどなし犬」

...密談のしめくくりをしてるのでしょうか... 密談のしめくくりをしてるのでしょうかの読み方
豊島与志雄「男ぎらい」

...膝にのせた括枕（くくりまくら）によりかかって... 膝にのせた括枕によりかかっての読み方
豊島与志雄「幻の彼方」

...その日いっぱいの上り高のしめくくりをしたお角は... その日いっぱいの上り高のしめくくりをしたお角はの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...お茶の水の首縊松（くびくくりまつ）の下を通ると... お茶の水の首縊松の下を通るとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...氷嚢の括目（くくりめ）に寄る皺（しわ）を勘定しているかと思われる... 氷嚢の括目に寄る皺を勘定しているかと思われるの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...布団の上に括枕（くくりまくら）が二つ... 布団の上に括枕が二つの読み方
久生十蘭「湖畔」

...背中に小猿をくくり付けでもしたように... 背中に小猿をくくり付けでもしたようにの読み方
宮本百合子「或日」

...袴（はかま）のくくりを上げたりして出かけたのであった... 袴のくくりを上げたりして出かけたのであったの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...これを菊理媛（くくりひめ）の神の故事に結びつけた神道家の説も新らしいものではないが... これを菊理媛の神の故事に結びつけた神道家の説も新らしいものではないがの読み方
柳田国男「海上の道」

...女たちになるとただ不断着を襷（たすき）でくくり上げて... 女たちになるとただ不断着を襷でくくり上げての読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...この間、毎朝、宿屋を出るときに、ゴマ塩をまぶした大きな握り飯を一つ握ってもらい、ハンケチに包んで、腰にくくり、それを食べるのを楽しみに、自分で自分の空き腹を釣っては、足まかせに歩くのである...
吉川英治「随筆　新平家」

...麻の旅衣を裾短（すそみじか）にくくりあげて――ふと... 麻の旅衣を裾短にくくりあげて――ふとの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...短い義経袴（ばかま）の袴腰にくくり付けている若者だった... 短い義経袴の袴腰にくくり付けている若者だったの読み方
吉川英治「山浦清麿」

...暫く樽と角力をとっていたが流石に如何（どう）にかくくりつけてしまった... 暫く樽と角力をとっていたが流石に如何にかくくりつけてしまったの読み方
若山牧水「みなかみ紀行」

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