...大きな両眼をくぎづけにしている...
海野十三 「三十年後の世界」
...目がそこへくぎづけになってしまいました...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...立ち去りそうにしたじいさんがくぎづけになってしまった...
江戸川乱歩 「影男」
...箱のふたがくぎづけになりました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...くぎづけになっていました...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...その場に釘付(くぎづけ)にされたかたちとなった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...恐怖のために釘付(くぎづけ)にされる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...板(いた)の儘(まゝ)ばら/\に成(な)つて居(ゐ)る棺臺(くわんだい)は買(か)つて來(き)てから近所(きんじよ)の手(て)で釘付(くぎづけ)にされた...
長塚節 「土」
...互に互を釘付(くぎづけ)にして立つ...
夏目漱石 「虞美人草」
...門の柱に釘付(くぎづけ)にした...
夏目漱石 「門」
...門(もん)の柱(はしら)に釘付(くぎづけ)にした...
夏目漱石 「門」
...うんと突き込んでこじ開けると大抵の釘付(くぎづけ)の箱なんざあ苦もなく蓋(ふた)がとれる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ふしぎや二少年の刀は宙にくぎづけされて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...両眼を釘付(くぎづけ)にされたようにして舞台の妾をにらんでいるのです...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...己のように手の指から血を出して七重(ななえ)に釘付(くぎづけ)にせられた門(かど)の扉を叩(たた)くのではない...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...彼を檣にくぎづけにした槍と七本の矢のためにそれも出来なかった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「かなしき女王」
...何しろ四方が凡(すべ)て釘付(くぎづけ)になって不開(あけず)の間(ま)ともいった風なところなので...
柳川春葉 「怪物屋敷」
...四方の戸を阿父(おとう)さんが釘附(くぎづけ)にして自分の生れ無い前から開けぬ事に成つて居る...
與謝野寛 「蓬生」
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