...十時に五分前というきわどい時刻...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...きわどいはやわざです...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...きわどいときに行なわれました...
江戸川乱歩 「影男」
...彼はきわどい所で弱点を暴露(ばくろ)してしまいました...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...そのきわどい和解...
中井正一 「美学入門」
...下にくぐって槍で突き上げるきわどい瞬間を巧(たく)みに描いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...きわどいところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...きわどいところに身を置かされており...
中里介山 「大菩薩峠」
...庭に遊んでいた子供たちがきわどいところで認め...
中里介山 「大菩薩峠」
...きわどい時に拾い当てた山方の娘のお喜代であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれ自身のシチュエエションが非常にきわどいので...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...随分きわどい掛引ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この間の印籠の件では顎十郎がきわどいところで自分の窮境を救い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...きわどい瀬戸で助かった...
久生十蘭 「無月物語」
...まさにきわどい瞬間だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...きわどい対照をなしているせいで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...最もきわどいエルンスト・フルウ氏の子宮除去法...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
...実生活のあるきわどい瞬間に画家の眼に烙きついた印象を生かすほかはないのである...
和辻哲郎 「院展遠望」
便利!手書き漢字入力検索