...きりっとした容貌(かおだち)の人(ひと)でした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...葉子は温室のような船室からこのきりっとした空気に触れようとして甲板(かんぱん)に出てみた...
有島武郎 「或る女」
...きりっとした顔をしていました...
太宰治 「恥」
...顔もきりっとした...
徳田秋声 「仮装人物」
...村の青年達がきりっとした装(なり)をして左腕に一様に赤い布を巻き...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...きりっとした身なりをしていたし...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...きりっとした和服姿で...
豊島与志雄 「好人物」
...きりっとした口許(くちもと)...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...きりっとした煙草売り娘...
久生十蘭 「キャラコさん」
...古武士のようなきりっとした背(そびら)を反(そ)らせて...
久生十蘭 「キャラコさん」
...目鼻立のきりっとした美しい娘で...
堀辰雄 「晩夏」
...きりっとした口もと...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...きりっとしたしずかな表情で...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...母は小柄なきりっとした...
室生犀星 「幼年時代」
...きりっとしたもので...
柳田国男 「故郷七十年」
...「長方形」のきりっとした顔で...
山本周五郎 「おばな沢」
...眉毛と口のいやにきりっとした...
山本周五郎 「桑の木物語」
...薄いモがあって色の浅黒いきりっとした顔立ち...
山本笑月 「明治世相百話」
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