...きらめく時はやさしく瞬く天上の眼のやうに見える...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...夜空にきらめく星のようでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...キラキラと星のようにきらめく...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...――書物のえもいえぬおもしろさ――小さな色コップの中にきらめく液体...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...きらめく星と安らぎと静寂がある...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...曙の紫こむらさき澄みてきらめく明星の光微かに眠るとき覺むる朝日を待ちわびつやがて焔の羽(はね)添へて中ぞら高くのぼし行く...
土井晩翠 「天地有情」
...流るゝ水のゆくところきらめく星のてるところ緑の草の生ふところ鷲の翼を振るところ獅子のあらしに呼ぶところいづくか歌のなからめや...
土井晩翠 「天地有情」
...手に持った雫垂れる傘と闇にきらめく雨外套は...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...……一生恩に着やす」つぶらなる眼頭にきらめくは露か涙か...
久生十蘭 「魔都」
...きらめく縮れ毛は皆その花にまじって埋められてしまうほどであった...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その言葉にぐらっときた女王はきらめく白服の胸に短剣を刺されたかのようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...この灯きらめくロスアンゼルスまで...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...空いっぱいに絶えず稲妻がきらめく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...あの晩夏の黒海のきらめく碧さと潮風にふかれてのどかでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして長い間きらめく水の面(おもて)を見ていた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...銀色(ぎんいろ)にきらめくさざなみをたてていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...青葉が強い日光にきらめくさまや...
山本周五郎 「失蝶記」
...陽にきらめく偃月(えんげつ)の青龍刀は...
吉川英治 「三国志」
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