...面皰(にきび)だらけの太つた顔に...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...きび/\して、氣持よき聲也...
大町桂月 「國府臺」
...豆やら大根やら黍(きび)やら瓜(うり)やら――様々なものがごつちやに...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...北の果てのこの荒涼がひとしおきびしく心に迫ったはずだが...
高見順 「いやな感じ」
...手厳(てきび)しい!」と米友が眼を円くしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...きびしい批判を受けた...
中谷宇吉郎 「『ケプロン・黒田の構想』について」
...吉備田狭(きびのたさ)が反抗した...
蜷川新 「天皇」
...踊りの輪の外に燃えて居る焚火(たきび)の中から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嚴(きび)しい寒さを防ぐには十分ではなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そして、えらいポリデクティーズ王自身は、手を振って、威厳のある、きびしい、太い声で、わが身の危険も知らずに、その首を出して見せよとパーシウスに命じました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...かれらの人物の毅然(きぜん)たるきびしさと端正な男らしさとを思った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...木綿の紋付の羽織を着て、田舎風のしまの着物の胸をきちんと合わせた、頭を長くのばしてぴったりと分けた、色の赤黒い、にきびのある、その顔を見ると、私は腹の中でああこの人が荻原かと思った...
水野葉舟 「北国の人」
...すぐに踵(きびす)を廻らして室へ戻り...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...そういう一羽にたいしてはじつに手きびしい...
山川方夫 「博士の目」
...手酷(てきび)しい時機と場面を選んで来た事はトテモ偶然と思えない...
夢野久作 「笑う唖女」
...柴を積んで焚火(たきび)とし...
吉川英治 「三国志」
...俊基は手きびしい...
吉川英治 「私本太平記」
...怪異な男どもの屯(たむろ)やら焚火(たきび)が諸所にけむっている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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