...優(やさ)しい氣立(きだて)でございますから...
芥川龍之介 「藪の中」
...顔も気質(きだて)も汝(きさま)に肖(に)て...
泉鏡花 「活人形」
...夫(つま)も子(こ)も冥途(めいど)にさきだて独(ひと)り跡(あと)にのこり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...相手は宮津という伏見の造り酒屋の主人でだいぶんとしうえでござりましたが粥川の家に出入りをいたしておりましたのでお遊さんという人の派手なきだてをむかしから知っておりまして...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...水牛の角(つの)のような巨大な脇立(わきだて)のある兜(かぶと)を被(かぶ)って...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...気質(きだて)のよいラインハルト夫妻は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...気質(きだて)もよく分ってるつもりでしたのに……...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...気立(きだて)の善(い)い...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...お光さんは器量もよし気質(きだて)も優しいし...
夏目漱石 「三四郎」
...気質(きだて)も本当の兄弟であった...
夏目漱石 「それから」
...気質(きだて)は大変よさそうに見えました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あの厄介者(やくかいもの)の氣立(きだて)の惡い子供を追拂(おつぱら)へるので嬉しいつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...親切な氣質(きだて)の婦人だつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...優しい気質(きだて)の人でした...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...お気質(きだて)なり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……けれどもモヨ子は気質(きだて)が温柔(おとな)しいままに結局...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...温厚(おとな)しい性質(きだて)の麟(りん)は一歳(ひとつ)違ひの其(その)妹よりも※の高い病人で居ながら...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...お蔦の美や気質(きだて)にあるのではなく...
吉川英治 「松のや露八」
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