...こんな我楽多(がらくた)道具なんか要るもんかね...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...外(ほか)に沢山(どつさり)あるがらくた道具までが...
薄田泣菫 「茶話」
...暖炉(だんろ)の周辺(まわり)には病院(びょういん)のさまざまの雑具(がらくた)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...着古した着物やそのほかのがらくたをあつめ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...我楽多(がらくた)のような物がまた一(ひ)ト梱(こおり)も二タ梱も殖えた...
徳田秋声 「足迹」
...人間の精神生活には何の役にも立たないがらくたの掃溜である...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...前篇一私の書斎のいろいろながらくた物などいれた本箱の抽匣(ひきだし)に昔からひとつの小箱がしまつてある...
中勘助 「銀の匙」
...がらくたを踏み越え窓から顔を出してみて...
永井隆 「長崎の鐘」
...私はその道具屋の我楽多(がらくた)といっしょに...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...徳川時代のがらくたを埃(ほこり)といっしょに並べた道具屋だのを左右に見ながら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...がらくた売つた処が二束三文で...
林芙美子 「朝夕」
...こんなものを買うひともあるまいと思われるようながらくたばかりだが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...無造作に台上のがらくたを手にして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...何(なん)だかごちや/\で雜物箱(がらくたばこ)のやうだ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...そのがらくたはそこに置いて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その他がらくた一切をそのままにして...
山本周五郎 「青べか物語」
...短刀はそこらのがらくた道具で買えばよろし...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...とうとうコンナ瓦落船(がらくたぶね)に乗って...
夢野久作 「焦点を合せる」
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