...」とからからと笑って...
泉鏡花 「縁結び」
...土塊のからからに乾いた黍畑の畔に...
薄田泣菫 「独楽園」
...からから笑つて矢庭に暴徒のひとりから革命帽を奪ひとり...
太宰治 「津軽」
...外へ出るなりからからと笑っちゃったよ――おまえ本当にするかい...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...からからになって赤く腫(は)れ上がるまでこするのでございます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...からから笑いながらもどって来た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...からからと鳴った...
直木三十五 「南国太平記」
...からからと笑いながら...
夏目漱石 「一夜」
...一緒に死ぬばかりだ」呵々(からから)と気違いじみた笑いを突走らせるのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...クルウ大尉はからからと笑い出しました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...からからに乾いた咽喉(のど)はぴつたりとくつついて音声を出す事が出来ない...
林芙美子 「浮雲」
...玄関の格子戸をからからと開け...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...大抵はからからに乾燥(はしゃ)いで咽喉(のど)を鳴らしていた地面に吸込まれて了っていた...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...からからとわらふと...
牧野信一 「露路の友」
...河岸(かし)通りをからから走って行くたくさんの車の音が交じって聞こえた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それからからだを波のようにうねらせながら...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...からからと笑った...
吉川英治 「私本太平記」
...からからと笑っての扱い...
吉川英治 「新・水滸伝」
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