...大屋根の石もからからと転げそうで...
泉鏡花 「霰ふる」
...」と呵々(からから)と一人で笑った...
泉鏡花 「歌行燈」
...」と面くらった身のまわり、はだかった懐中(ふところ)から、ずり落ちそうな菓子袋を、その時縁へ差置くと、鉄砲玉が、からからから...
泉鏡花 「海異記」
...河端の烏臼木(うきゅうぼく)の葉はからからになって...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...のどがからからにかわいて...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...玉の音をからからいわせながら...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...からからに乾いたそのふところを...
薄田泣菫 「独楽園」
...わざとからからと笑ったりしてみせた...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...からからになって赤く腫(は)れ上がるまでこするのでございます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...からからと笑(わら)いました...
豊島与志雄 「人形使い」
...からからと鳴った...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...からからと笑った...
野村胡堂 「胡堂百話」
...からからと男の笑ふに少し恥かしく...
樋口一葉 「にごりえ」
...おつきさんおつきさん まんまるまるるるんおほしさんおほしさん ぴかりぴりるるんかしわはかんかの かんからからららんふくろはのろづき おっほほほほほほん...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...「からから」と呼ぶ醤油注(しょうゆつぎ)など...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...当座の間はからからに乾いたこの黒い石の街に...
横光利一 「旅愁」
...枯蓮(かれはす)の葉がからから鳴っていた...
吉川英治 「三国志」
...からからと笑い声が聞えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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