...酒井俊蔵は世に聞えたる文学士である...
泉鏡花 「婦系図」
...かかる折から卒然崛起(くっき)して新文学の大旆(たいはい)を建てたは文学士春廼舎朧(はるのやおぼろ)であった...
内田魯庵 「四十年前」
...一番早く来たのは園田(そのだ)文学士で...
江戸川乱歩 「悪霊」
...まあ文学士という事になるわけだが...
太宰治 「未帰還の友に」
...文学士にもなって...
夏目漱石 「野分」
...高柳が国の中学にいた時分あの人に習ったんです――あれで文学士ですよ」「あれで? まあ」「ところが高柳なんぞが...
夏目漱石 「野分」
...文学士だけにご苦労千万な服装(なり)をしたもんだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...文学士がこれじゃ見っともない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「英文学士」の称号を取り上げられてしまふかも知れない...
牧野信一 「鏡地獄」
...早稲田大学文学士といふ理由で常々彼等から絶大な信望を担うてゐたからである...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...あの方は文学士で大学の助教もなさるそうだから...
三宅花圃 「藪の鶯」
...家も邸(やしき)も手広くして人出入さえ多き中に去年当家の若旦那が大学校を卒業されて文学士というエライお方になられたげなと評判隣村にまで広がりしより取分け人の訪(と)い来(く)る事多く主人夫婦は応接に遑(いとま)あらず「イヤこれは八兵衛(べえ)さんよくおいでだね」八兵衛「ヒエー...
村井弦斎 「食道楽」
...大学校を卒業した文学士の夫人としては少しどうも不似合(ふにあい)な処があるからね」伯母「何ですとえ...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし文学士何の某(なにがし)というような名ばかりを振り廻すのが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...新文学士諸家も、これと袂(たもと)を聯(つら)ねて文壇に立っている宙外等の諸家も、「エピゴノイ」たることを免れない...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...校長の話では某県下の大地主で両親(ふたおや)はなく文学士の兄が弟を監督して居るとのことで...
山下利三郎 「誘拐者」
...外山(とやま)文学士などと云ふ鏡子の知合(しりあひ)が来て居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
...生活費の不足早稲田出身の文学士様さえ...
若杉鳥子 「職業の苦痛」
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