...酒井俊蔵は世に聞えたる文学士である...
泉鏡花 「婦系図」
...穏和で口数の少ない――何となく病後らしい文学士の森島和作とは...
犬養健 「朧夜」
...『書生気質』が天下を騒がしたのはその芸術的効果よりも実は文学士の肩書の威力であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...こんなわけで「文学士春の屋おぼろ」というものは非常な権威があった...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...文学士森田白楊(もりたはくよう)なるものあり...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...今日『東亜の光』という雑誌を見たら小林一郎(哲学の文学士)という人が...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...まあ文学士という事になるわけだが...
太宰治 「未帰還の友に」
...その道也先生がね――やっぱり君、文学士だぜ...
夏目漱石 「野分」
...文学士と云えば大学の卒業生だからえらい人なんだろう...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...だからこう文学士流に斬(き)り付けられると...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...文学士の肩書も無ければ...
葉山嘉樹 「遺言文学」
...西隣りの洋館に住んでゐる温厚な文学士が...
牧野信一 「蝉」
...などと問はれるのでさすがの文学士も返答に困るさうだ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...文学士藤田元春氏は『日本民家史』なる一書を刊行した...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...満がこの村より出(い)でて文学士というエライ者になりたるさえ村中一統(いっとう)の誉(ほま)れなるに我身そのエライ人と縁組せんこそこの上もなき誉れぞと玉の輿に乗る心持「伯父さん...
村井弦斎 「食道楽」
...大学校を卒業した文学士の夫人としては少しどうも不似合(ふにあい)な処があるからね」伯母「何ですとえ...
村井弦斎 「食道楽」
...良人よりもお代の父が当推量(あてずいりょう)「ナニ大丈夫さいやしくも文学士の家だもの...
村井弦斎 「食道楽」
...即ち新文学士の諸先生がそれである...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
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