...」と言って拾円紙幣のかなりの束(たば)を見せ...
太宰治 「親という二字」
...夫婦の漁を見つけて網を入れに来た者もかなりの漁はあったが...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...しかしまた先生が俳句漢詩をやった事が先生の自然観人世観にかなりの反作用を及ぼしたであろうという事も当然な事であろう...
寺田寅彦 「夏目先生の俳句と漢詩」
...それもかなりの高さからで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは主膳の耳にかなりの大事と響いたものと見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...一両あればかなりのところで遊べると...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなりの人数でありましたろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...うとうとがかなりの熟睡に落ちる...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなりの百姓街道になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...がらがらいう厭(いや)な響(ひび)きがかなりの距離でも耳に立つのです...
夏目漱石 「こころ」
...かなりの財産と一緒に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かなりの重いものでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かなりの人気者であったが...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...かなりの収入となったのである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...そしてかなりの程度までそうなっていると思います...
三好十郎 「恐怖の季節」
...少し離れたところをかなりの人数が走って行く叫び...
三好十郎 「斬られの仙太」
...もともと飯尾さんが家をたたんだ時にはかなりの纏った金を持っていたという事だったし...
矢田津世子 「父」
...かなりの時を要するのが...
吉川英治 「新書太閤記」
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