...共同の敵のないところで二個以上の異種族が同盟をした例はかつてない...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...貴族仲間の禁物は退屈と云うものであるに、ポルジイはこの女と一しょにいて、その退屈を感じたことが、かつてない...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...私はかつてないほど恥ずかしく思った...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...風呂場で訪問を受けた試(ため)しはいまだかつてないんだから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...おれ達は父母(ふぼ)から独立したただの女として他人の娘を眺めた事がいまだかつてない...
夏目漱石 「明暗」
...芸術がこれほど人に訴えたことはかつてない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これほど美しく演奏した例はかつてない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...かつてない、冷い眼の色で、これがこの男の持つて生れた表情なのではないかと思へた...
林芙美子 「浮雲」
...かつてないほど国民的感情が昂揚し...
久生十蘭 「新西遊記」
...みのはかつてない程...
平山千代子 「「みの」の死」
...こういう機会に話し合ったことでかつてないほど顔の色も弛(ゆる)み...
室生犀星 「姫たちばな」
...後に及んでそれを発揮したためしは未だかつてないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...怒るとか荒い声をだすような例はかつてない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かつてない幸福そうな寝顔にみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...かつてない大軍のよし...
吉川英治 「私本太平記」
...かつてない文明人でもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...かつてない事だし...
吉川英治 「平の将門」
...附加資本が用うべき労働者の附加数に対して食物を供給する困難が逓増することについて論及したことはかつてない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索