...(ご親切はかたじけないが...
相馬泰三 「六月」
...「へ――かたじけない」ミイラみたいな手を出して...
高見順 「いやな感じ」
...「御案内誠にかたじけない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...それはかたじけないです...
中里介山 「大菩薩峠」
...かたじけないとも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いよいよかたじけないものにおもった...
正岡容 「小説 圓朝」
...庭の方へ向って丁寧に頭(かしら)を下げ――「かたじけないと云うてくれよ...
吉川英治 「大谷刑部」
...かたじけないが、摂津守がこのたびの発意には、さてまた口には語りきれぬ仔細(しさい)もあること...
吉川英治 「黒田如水」
...世のために涙をふるって下さるか」「もとよりです」「かたじけない」と...
吉川英治 「三国志」
...上杉殿ほどには」「伯父上の老婆心はかたじけないが...
吉川英治 「私本太平記」
...どちらへでも」「かたじけない」鈴(すず)ノ間(ま)の西の廊であった...
吉川英治 「私本太平記」
...「かたじけない」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...貴公のご潔白も申しあげるつもりです」「かたじけないが...
吉川英治 「新書太閤記」
...約束をたがえず、きょうのお迎え、かたじけない...
吉川英治 「新書太閤記」
...「さあ? ご好意はまことにかたじけないが」王進は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「かたじけない」彼が...
吉川英治 「松のや露八」
...かたじけない」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこへ行くなら、案内してあげましょうぜ」「やあ、かたじけない、……では又八氏(うじ)、おさらば」源八は、あたふた、仲間(ちゅうげん)たちに尾(つ)いて行ってしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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