...日はくれるししかたがないから夕日を受けて金色に光った高い王子の立像の肩先(かたさき)に羽を休める事にしました...
有島武郎 「燕と王子」
...忽ち肩尖(かたさき)と靴の上とに鈴つけたる戲奴(おどけやつこ)(アレツキノ)の群ありて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...あらかたさっしていましたので...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...片去(かたさ)りにやがては失(う)せぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...私(わたし)は当代(とうだい)の花形作家(はなかたさくか)で且(かつ)詩人(しじん)であるところのS氏(し)の側(そば)へ寄(よ)つて行(い)つた...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...あの模様……ほんにお館様(やかたさま)のお姫様とても...
中里介山 「大菩薩峠」
...「このかたさ、 あのチーズやさんの ハムなみね...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「わるねずふたりぐみのはなし」
...肩尖(かたさき)に歯痕あり...
南方熊楠 「十二支考」
...細い線のかたさがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...菊枝は決心のかたさを示すように...
山本周五郎 「日本婦道記」
...」「併(しか)しあの男は堅相(かたさう)ぢやないか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...オオ寒(さむ)……」「それより御方様(おかたさま)は?」「案のほか...
吉川英治 「剣難女難」
...とつぜん「おやかたさま! おやかたさまアっ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...すると、童武者(わらべむしゃ)の蔦王(つたおう)が、おやかたさま、おやかたさま、と彼のそばへ駈けよっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...「おやかたさまっ」「龍泉(りゅうせん)どの」「ご一同...
吉川英治 「私本太平記」
...おやかたさま以下...
吉川英治 「私本太平記」
...おとといは西春日井(にしかすがい)の下方左近将監(しもかたさこんのしょうげん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...春日井(かすがい)郡から馳せ加わった下方左近将監(しもかたさこんのしょうげん)――などがある...
吉川英治 「新書太閤記」
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