...ふとありし日(ひ)のまぼろしを...
薄田淳介 「白羊宮」
...われらの祖父母のありし日の世界をそのままで目の前に浮かばせるような...
寺田寅彦 「映画芸術」
...当時巴里(パリー)にありし日本の骨董商(こっとうしょう)林忠正(はやしただまさ)なる者の助けを借りその蒐集せし資料に基きて彼自(みずか)らのHokousai(ホクサイ)を著したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ありし日の君と過せし...
林芙美子 「浮雲」
...眉面(まゆつら)つきはありし日にそのまま……尻からげなどして空嘯(そらうそぶ)いていずと...
久生十蘭 「生霊」
...そのかみの日の睦言を塗りこめし壁の如くに倚りて歎かるこの壁を見るとその中には君と私との中に交はされたありし日の睦言が一杯塗りこめられてゐる様に思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...尾崎一雄の「夢ありし日」にかかる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...未だ何と云つてもあの時代の日本橋には江戸伝統の「生活」ありし日本橋が呼吸(いきづ)いてゐたのだ...
正岡容 「大正東京錦絵」
...芝翫から歌右衛門になつた許りのありし日の成駒屋が...
正岡容 「大正東京錦絵」
...ありし日の流るるような歌い調子を...
正岡容 「寄席」
...ありし日の寄席の庭への郷愁を...
正岡容 「寄席風流」
...ありし日の寄席景情を偲べばとの前書下に...
正岡容 「寄席風流」
...ありし日の式多津歌子の人気は...
正岡容 「寄席風流」
...国芳門下に彩管を弄(もてあそ)んだありし日が立派にここでこう物をいっているのである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...京にありし日同じ双紙の写しを見たり...
南方熊楠 「十二支考」
...旧藩(きゅうはん)の学館にありし日も...
森鴎外 「舞姫」
...――わしのもとにいる食客(いそうろう)や若い者でも、都にありし日、あなたの教導を受けたという話はかねがね何度も聞いている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ありし日の崇徳の君を慕って...
吉川英治 「随筆 新平家」
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