...腰元腕(かいな)をゆるめたれば...
泉鏡花 「紫陽花」
...勇が聞いているかいないかなどは確かめもせず...
犬田卯 「米」
...博士はまだふいに飛(と)びこんできたやっかいな透明人間(とうめいにんげん)を...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...家にいるのかいないのか分らぬ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...泣いてなんかいないでしょう? ハムレットさまは...
太宰治 「新ハムレット」
...たえず不平を言いまたからかいながらハスレルが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いるかいないかわからないくらいの静かさでおのおの近藤の居間に集まっていたのを芹沢らはちっとも知らなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...買わしゃんせんかいな」の姿は...
中里介山 「大菩薩峠」
...「土は柔かいな」平次は少し指で突いて見て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんかいな?」若松に渡って日の浅い金五郎は...
火野葦平 「花と龍」
...だが三人しかいなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...誰かいないか辺りを見回したところ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...改札口を出るかいなや伴れの者の腕を執つたまゝ傍眼も触れずに丸善へ駆けつけたのである...
牧野信一 「日本橋」
...三次が集りに来ているかいないかさえ問題にしていない...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...もうすこしゆかいなものを見たいと思いました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...「この渋団扇は何かいな」良助は並んでいる渋団扇の一枚を取上げた...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...肉づきのいい雪膚(せっぷ)の腕(かいな)もあらわにむき出した羅衣軽裳(らいけいしょう)の若い女将(おかみ)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いるのかいないのか範宴(はんえん)のすがたも見えない暗さである...
吉川英治 「親鸞」
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