...ちょっとまいります」「なんの用事じゃ?」「お香を拝借にあがります...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...お香の匂つた煙草盆や絞(しぼ)りなどを運んで来た...
徳田秋声 「町の踊り場」
...お香の物で濟ませて飛出しましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嫁のお香がそれに續き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十嫁のお香は十九になつたばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仲の良い嫁と小姑(こじうと)だからそつとお香に話してゐるかも知れない――それからもう一つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平気でお香物やおかずの上前をはねてるじゃありませんか! きたならしくないのかねエ」刑務所の食糧は糖分が不足しているから...
宮本百合子 「刻々」
...花とお香典をもって行きます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...遠くに視線をやつているお香代...
三好十郎 「地熱」
...お香代さん!香代 ……? (夢を見てゐるやうな眼附)辰造 香代ちやんぢや無えか? どうしたんだ...
三好十郎 「地熱」
...お香代といふのよ...
三好十郎 「地熱」
...お香代さんだよ! なんだつ!留吉 さうか...
三好十郎 「地熱」
...お香代に助けられた自分自身の姿ではないか...
三好十郎 「地熱」
...お香代さんと言ふのは...
三好十郎 「地熱」
...磯の声 (奥の部屋から)お香代ちやん! 棒縞のメリンスの単衣は...
三好十郎 「地熱」
...店内を見るがお香代が動かないので眼に入らず)あら...
三好十郎 「地熱」
...手に手にお香(こう)を焚(た)いたり...
夢野久作 「狂人は笑う」
...この日長者が供えたお香料(こうりょう)の銀子(ぎんす)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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