...……何ぞお香(こう)のものを差上げましょう...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...お香香ばかりで食べてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...開けて見ると五十五銭這入っていて「護国の偉人東郷元帥」にお香典として奉って下さいという手紙がつけてあったということだ...
戸坂潤 「社会時評」
...お香の物で濟ませて飛出しましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お香の物で済ませて飛出しましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嫁のお香がそれに續き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内儀のお角も、娘のお雪も、嫁のお香も、全く轉倒してしまつて、家の中の混亂は加はるばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あとは掛り人の市五郎がよく働くだけで庄吉やお香はたいした役にも立ちません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うけ合ひ嫁のお香がやられる」「本當ですか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...花とお香典をもって行きます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お香物を上手につけてマアいい方です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とまるでお香のものを漬ける前のようなのもこまりますし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ジャガイモのお香物というのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...遠くに視線をやつているお香代...
三好十郎 「地熱」
...お香代に助けられた自分自身の姿ではないか...
三好十郎 「地熱」
...お香代さんと言ふのは...
三好十郎 「地熱」
...磯の声 (奥の部屋から)お香代ちやん! 棒縞のメリンスの単衣は...
三好十郎 「地熱」
...手に手にお香(こう)を焚(た)いたり...
夢野久作 「狂人は笑う」
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