...觀音樣のお腰元か...
泉鏡花 「遺稿」
...が、朝ほど御機嫌伺いに出ました節は、御殿(ごてん)、お腰元衆、いずれも不断の服装(なり)でおいでなされた...
泉鏡花 「海神別荘」
...お腰元衆もお執成(とりなし)...
泉鏡花 「海神別荘」
...水深はなお腰に達しないくらいであるから...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...」「自分のお腰の洗濯ぐらゐ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...それでもなお腰には剣を下げていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして、駕の垂れを上げて「何(ど)うぞ、旦那様」「いや、乗るのは、女じゃ」駕屋は、御殿風のしいたけ髱(たぼ)の深雪と、小藤次とを見較べて「じゃあ、お腰元様」と、御辞儀をした時「小藤次、御苦労」と、小藤次の後方で、声がした...
直木三十五 「南国太平記」
...お腰の物でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...「それから?」「掛(かゝ)り人(うど)の淺井朝丸樣、殿樣の遠い甥御(をひご)ぢや、これは二十七歳、文武の心得もある」「――」「外に拙者と、お腰元が一人、お松といつてこれは十八、仲働が二十六のお宮といふ忠義者、下女が二人、それに鐵といふ中間がゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのお腰の物を」平次は死骸の側に進み寄ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜を徹してお腰をもみたれば...
樋口一葉 「大つごもり」
...そこに「元弘帝お腰掛の石」といふのがありました...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...お腰の物などもやむなく頂きましたが...
山本周五郎 「末っ子」
...お義兄さまはお腰が重いから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...四「お腰でもすこしお揉(も)みしましょうか」と...
吉川英治 「剣の四君子」
...お腰の辺で縒(よ)じれておりまする...
吉川英治 「私本太平記」
...「お腰でも揉みましょうか」時折...
吉川英治 「新書太閤記」
...お腰かけなさいまし」「そうか...
吉川英治 「無宿人国記」
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