...観音様のお腰元か...
泉鏡花 「遺稿」
...お腰元衆もお執成(とりなし)...
泉鏡花 「海神別荘」
...水深はなお腰に達しないくらいであるから...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...お下着のお腰(こし)のところへ石ころをおつるしになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...あれはお腰かいな...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...」「自分のお腰の洗濯ぐらゐ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...お肩やお腰をさすりましたり...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...あまり更(ふ)けませぬうちにすこしお腰をもませていたゞきます...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...そして、駕の垂れを上げて「何(ど)うぞ、旦那様」「いや、乗るのは、女じゃ」駕屋は、御殿風のしいたけ髱(たぼ)の深雪と、小藤次とを見較べて「じゃあ、お腰元様」と、御辞儀をした時「小藤次、御苦労」と、小藤次の後方で、声がした...
直木三十五 「南国太平記」
...「それから?」「掛(かゝ)り人(うど)の淺井朝丸樣、殿樣の遠い甥御(をひご)ぢや、これは二十七歳、文武の心得もある」「――」「外に拙者と、お腰元が一人、お松といつてこれは十八、仲働が二十六のお宮といふ忠義者、下女が二人、それに鐵といふ中間がゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――そのお腰の物を拝見いたしたい」娘は黙って両刀を差出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...跡取りの謙之進(けんのしん)様――十歳になったばかりのを屋敷にのこし、十二歳のお嬢様早苗(さなえ)様というのと、お腰元のお菊、それに用人の市太郎をつれて、根岸の御隠殿裏の貸屋に籠(こも)った――不義の汚名を被(き)せられ、親類一党から義絶された奥方としては、こうするよりほかに工夫はなかった」平次の話はつづきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ポストにカチ/\かぎはめて郵便物をとり出してスタンプをしたらエッサッサ隣の村へとエッサッサお腰でカバンがガッタガタお腰でわらぢがブーラブラ早く行け/\エッサッサ早く行け/\ガッタガタ早く行け/\ブーラブラ...
槇村浩 「郵便さん」
...お腰を揉むのですか」「よし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...おちつけ」木の根にお腰をすえてしまった風なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...「お腰でも揉みましょうか」時折...
吉川英治 「新書太閤記」
...いっこうお腰の上がらぬ様子...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの岩にお腰をすえられて」「あ……」と...
吉川英治 「親鸞」
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