...こいつあお笑い草だ...
林不忘 「安重根」
...安楽椅子の上にゃ尨犬(むくいぬ)もいなくちゃならねえ――飛んだお笑い草よ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...友人鵜照君の年賀状観の変遷史をここに御紹介して読者の御参考あるいはお笑い草に資するのである...
寺田寅彦 「年賀状」
...「小藤次氏」岡田小藤次は、仙波小太郎の顔に見覚えのあるほか、姓も、身分も知らなかったが、小太郎は、お由羅の兄として、家中の、お笑い草として、大工上りの小藤次利武を、十分に知っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...お笑い草だが――然し...
直木三十五 「南国太平記」
...とんだお笑い草になるのかもしれないが...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...あれが術(て)なんで、へッへッへッ」「…………」「こちとらがやったんじゃ、お笑い草だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それもほんのお笑い草にすぎませんでした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
......
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幾度も言うようだがお笑い草だろうぜ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...仙太 お笑い草になるつもりだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...お笑い草だね...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ですが中川さんにはうっかりした物を差上げるとお笑い草の種になりますから困りましたね」主人「ナニ構うものか...
村井弦斎 「食道楽」
...いえまたお笑い草の種でげしょうが...
山本周五郎 「新潮記」
...おまえさんのはすっからかんの頭で筋のつじつまを合わせるだけなんだからお笑い草だよ...
山本周五郎 「新潮記」
...自分の愛などはお笑い草ではないか...
山本周五郎 「竹柏記」
...あとでお笑い草に読み捨ててもらいたい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...後で聞くと局員が持て余した末のお笑い草に...
山本笑月 「明治世相百話」
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