...軍部のお声がかりで学校当局並びに学生の一部が参加して軍事研究団なるものをつくって...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...お声がかりがありました...
泉鏡花 「印度更紗」
...その直接のお声がかりというので...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...隊長のお声がかりで...
海野十三 「大空魔艦」
...特別のお声がかりで...
高見順 「いやな感じ」
...「先生の方からは初めてのお声がかりだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...浜尾さんのお声がかりで『大日本植物志』がいよいよ大学から出版される事になった...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...吉村さんは公方様並びに一ツ橋様お声がかりの...
三好十郎 「斬られの仙太」
...吉村さんは公方様並びに一ツ橋様お声がかりの...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「私は厠(かわや)へまいるつもりで、起きて夜具から出まして、障子をあけたところがいきなりおでこをなにかにぶっつけました、よく眼から火が出るということを申しますが、御城代はそんな覚えがおありですか」「そう……まあ、ないようだが」「本当に火が出るんです、ばしッといったぐあいにですね、ひどいもんです、吃驚しまして、これは方角が違ったと気がついたもんですから、こんどはこっちへ見当をつけてあけました、するとなにかしらぐにゃッとした物を踏んづけたんですが、そいつがもう、まるでまっ暗がりの中でものも云わずにとび掛って来たんです、いきなりですからね、……こっちは御参なれと思いました、さあ来いというわけです、なにしろこれから世話になる山治家のためですから、武運つたなく死ねば死ねと覚悟をきめて、むにむさんにひっ組んで、敵もさる者でしたから相当に骨が折れましたけれども、そこへ人がやって来たりしたときは遂に、……相手は気絶していたんですが、それがまさか家扶の相模さんとは、私としては実に案外でもありぺてんにかかったような心持で、これは御城代にもわかって頂けると思うのですが、どうでしょうか」「――うん、まあ、そこはわしとしても、ひと口には批評はできないと思うが……」「そうでしょうか」泰三は不平らしい、「――私は繰り返して申上げますが厠へゆきたかったんです、そのほかにはこれッぽっちも邪心はなかったので……それは相模さんも気の毒は気の毒ですけれども、結果ばかりとりあげて私だけが粗忽だというのでは片手落ちだと思うんです、それだけは私は、……はあ、なにか仰しゃいましたか」「――ええ、それについては、あとで云うとして、まずそこもとを呼んだ用件なのだが、ええ、つまり、このたび江戸からこちらへ来た、お声がかりで来たわけなのだが、そのお声がかり、……というところに、なにか特別な意味があるか、どうか、という点で、……城代として聞いておきたいと思うのだが」泰三はすばやく四方(あたり)を見た...
山本周五郎 「思い違い物語」
...岡村八束が藩主のお声がかりで...
山本周五郎 「竹柏記」
...ツイこの頃まで生きていた太田道灌(どうかん)のお声がかりなんてえシミッタレた町たあ段式が違うんだ...
夢野久作 「近世快人伝」
...そうして機嫌を直そうと御隠家様がいなやをいわせぬお声がかり...
吉川英治 「江戸三国志」
...「上(かみ)のお声がかりでござる...
吉川英治 「剣難女難」
...因幡守様のお声がかりだそうな...
吉川英治 「新書太閤記」
...主君信長のお声がかりで華やかに婚儀をあげた間(あいだ)であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...老公のお声がかりをかさに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...太守のお声がかりでござれば...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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