...あなたが俥(くるま)に乗つてお仕舞ひになつた時...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...私の駭きはそれだけでお仕舞(しま)いにはなりませんでした...
海野十三 「崩れる鬼影」
...どこかにお仕舞いでしょうか」「卵というと……」「先日...
海野十三 「蠅」
...お仕舞いまで申しあげます...
太宰治 「虚構の春」
...「象撒くサンザンだ(ノーマクサンマンダのもじり)ベーロシヤナア」と唱へて退く……虎は禪宗と見えて「南無迦羅タンノウ虎ヤー虎ヤー」(これでお仕舞)』と結んでゐる...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...それでお仕舞いになった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...これで何も彼もお仕舞さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番お仕舞にお菊が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番お仕舞は小僧の宗之助かな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この邊がお仕舞ひでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もうお仕舞ひで」「何んか言はなかつたのか」「言つたやうでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二月もやがてお仕舞になる頃...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この二十八日でお仕舞(しま)ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気拙くなってはもうお仕舞い――徳さん...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...父さんも踏かへして落てお仕舞なされ...
樋口一葉 「にごりえ」
...どうせ接吻位ひでお仕舞ひなんだから――反つて此方の弱々しい心を見せずに快活に会へるかも知れない...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...餘り長くなりますから今回はこれでお仕舞と致します(拍手)...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...それでお仕舞いだ...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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