...そればかりでお仕舞ひにしてしまふ事は出来なかつた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...丁度タランテラがお仕舞ひになる...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...火のついた巻煙草がだんだんと短くなってお仕舞いになると脂(やに)くさくなる...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...もうお仕舞いですよ」「ありがとうエミリー」と...
海野十三 「地球発狂事件」
...どこかにお仕舞いでしょうか」「卵というと……」「先日...
海野十三 「蠅」
...それでお仕舞いになったことがある...
高村光太郎 「美術学校時代」
...この短篇集でお仕舞いになるのではないかしらと...
太宰治 「悶悶日記」
...こうなっちゃお仕舞(しま)いだな!」と...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...きれいにお仕舞(しま)いなんだもの』わたしは彼女(かのじょ)のところへ出かけて行ったが...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...お行儀よく初めからお仕舞まで...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...お仕舞の一番は私」「本當に外へは出ないだらうね」「休みなしにパチパチやつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お仕舞いには金に転がる女の罪の深さは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番お仕舞にお菊が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番お仕舞(しまい)にお菊が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お仕舞には近所の衆が騷ぎ出して町役人も立ち合ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いまに勉助がさつぱり払つてやつたらお仕舞ひぢやないか……」「おいおい……」と勉助がにやにやしながら「俺のことを勉助...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...どうせ接吻位ひでお仕舞ひなんだから――反つて此方の弱々しい心を見せずに快活に会へるかも知れない...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...これでお仕舞い……目出度(めでた)し目出度しかね...
夢野久作 「白髪小僧」
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