...黄大癡(くわうたいち)の山水(さんすゐ)を見...
芥川龍之介 「支那の画」
...黄大癡(くわうたいち)の如き巨匠さへも此処(ここ)へは足を踏み入れずにしまつた...
芥川龍之介 「支那の画」
...大癡を宗(そう)としていた人です...
芥川龍之介 「秋山図」
...おそらくは大癡(たいち)老人の諸本の中でも...
芥川龍之介 「秋山図」
...すぐさま大癡(たいち)の秋山図を献じに来たとかいうことです...
芥川龍之介 「秋山図」
...癡(おろか)なる評などするを...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...コナ白癡(たはけ)が...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...はたや卑しき癡(し)れごこち...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...常藏の事には餘程心を痛めてゐるらしかつたが餘り愚癡は並べなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...一寸お癡話りるが直ぐ又仲がよくなる...
高濱虚子 「俳諧師」
...変態の愚癡よ...
太宰治 「お伽草紙」
...變態の愚癡よ...
太宰治 「お伽草紙」
...・小春日をあるけば墓が二つ三つ・風をききつつ冷飯をかみつつ・凩のふけてゆく澄んでくる心△ △ △我昔所造諸悪業皆由無始貪瞋癡従身口意之所生一切我今皆懺悔今日今時...
種田山頭火 「其中日記」
...無智愚癡の男女をすゝめ入て...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...紅児癡処絶テ堪タリレ憐ムニ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...団菊(だんきく)はしをれて桜癡(あうち)は散りにき...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...わしが若し人身を受けたならば大愚癡の身となって...
中里介山 「法然行伝」
...一口(ひとくち)も愚癡(ぐち)らしい言葉(ことば)は出(だ)さなかつた...
夏目漱石 「門」
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