...唖然たる癡呆の一書生なり...
饗庭篁村 「良夜」
...おそらくは大癡(たいち)老人の諸本の中でも...
芥川龍之介 「秋山図」
...すぐさま大癡(たいち)の秋山図を献じに来たとかいうことです...
芥川龍之介 「秋山図」
...大癡老人が造りだした...
芥川龍之介 「秋山図」
...癡翁(ちおう)を除いては何人(なんぴと)も...
芥川龍之介 「秋山図」
...癡(おろか)なる評などするを...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...さはあれ一個の婦人にのみ心を傾くるは癡漢(ちかん)の事なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...然るに今本篇に接すれば其所謂(いはゆる)舞姫は文盲癡(もんまうちがい)にして識見なき志操なき一婦人にてありし...
石橋忍月 「舞姫」
...一少女の癡談は大哲学であるといわねばならぬ...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...變態の愚癡よ...
太宰治 「お伽草紙」
...我昔所造諸惑業皆由無始貪瞋癡従身口意之所生一切我今皆懺悔 合掌ぐうたら手記□昼は働き夜は睡る...
種田山頭火 「其中日記」
...頑鈍(がんどん)依然として独(ひと)り癡(ち)を守るを...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...谷崎君新著近代情癡集の序を草して郵送す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...関根癡堂(せきねちどう)がある...
永井荷風 「向嶋」
...十悪の法然房愚癡(ぐち)の法然房が...
中里介山 「法然行伝」
...法性寺の空阿弥陀仏は愚癡(ぐち)であるけれども...
中里介山 「法然行伝」
...色相世界(しきそうせかい)現狂癡(きょうちをげんず)」小野さんは色相(しきそう)世界に住する男である...
夏目漱石 「虞美人草」
...今さら愚癡(ぐち)をこぼしたって仕方がないとは思いますが...
夏目漱石 「虞美人草」
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