...この子のお人よしなのを大わらいにわらったのち...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...それほどお人よしだと思っているのかい...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...どこかお人よしのところがある...
薄田泣菫 「独楽園」
...「正気の沙汰にもあらぬ朕のお人よしが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...若(わ)ーさんはあんなお人よしで独りでよがっているんだし...
徳田秋声 「縮図」
...お人よしのくだらぬ道を安心して進んでゆく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やや常軌を逸したきわめて親しみ深い活発なお人よしだったからである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「しかもお人よしのようなふうをしやがってさ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...至極お人よしだなと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕はお人よしだという所をせめて買って貰いたいものだと思う...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...お人よしだとか、甘いとかいふので目星をつけられたのかしら...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「同情の前にその意志をまげるのは、とかく人を信じやすく、お人よしで、柔弱であるせいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何かわめくお人よしの率八の声が...
吉川英治 「江戸三国志」
...嘘は申しません」「なんという」「へ?」「そちの名はなんと申すのか」「率(そつ)八というんで」「率八か」「お人よしの率八というんで」万太郎はつかんでいた襟髪(えりがみ)を放しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...市の字」お人よしの久助も...
吉川英治 「大岡越前」
...お人よしも、度が過ぎると、馬鹿の代名詞になりますぞ」その戻るところをつかまえて、張飛は、さっき貰った叱言(こごと)へ熨斗(のし)をつけて云い返した...
吉川英治 「三国志」
...配するにお人よしの玄徳ときては...
吉川英治 「三国志」
...余りなお人よしは...
吉川英治 「平の将門」
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