...お人よしと云はれた自分をさま/″\に考へて見ない譯に行かなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お人よしのホールは数字(すうじ)をかきこんだ紙を見ただけで...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...むざむざ命を捨てるお人よしがどこにいよう...
鈴木三重吉 「デイモンとピシアス」
...狡猾(こうかつ)なお人よしのふうをして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やや常軌を逸したきわめて親しみ深い活発なお人よしだったからである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老耄(おいぼれ)のジョクリスさん!(訳者注 ジョクリスとはお人よしの典型的人物)ああお前さんにはわしがわからないのかね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「しかもお人よしのようなふうをしやがってさ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あんまりお人よし過ぎるんですよ...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...お人よしだとか、甘いとかいふので目星をつけられたのかしら...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...バルザックは偉大さとお人よしと博大さと俗っぽさと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...類のないお人よしの...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それこそ非常なお人よしだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うろたえるお人よしの率八をかばって...
吉川英治 「江戸三国志」
...お人よしも、度が過ぎると、馬鹿の代名詞になりますぞ」その戻るところをつかまえて、張飛は、さっき貰った叱言(こごと)へ熨斗(のし)をつけて云い返した...
吉川英治 「三国志」
...配するにお人よしの玄徳ときては...
吉川英治 「三国志」
...自体お人よしな兄さんのことだもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...余りなお人よしは...
吉川英治 「平の将門」
...お人よしな兄...
吉川英治 「平の将門」
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